研究支援力促進セミナー:電子時代の英文書籍出版について考える

副題 出版の現場からお伝えする書籍出版プロセスの今と 出版後のインパクトを知るための新たなツール Bookmetrix
概要 本セミナーは,研究成果の英文書籍による出版にご興味をお持ちの研究者の皆様,書籍に関わる業務に携わっておられる職員の方々,さらには,書籍から大学の研究力分析を行うリサーチ・アドミニストレーター等々,書籍の出版に関心のある方を対象にしたセミナーです.それぞれの立場から,今後の書籍との関わり方を考える時間をご提供できればと思います.
研究論文をハードコピーで入手する機会が減り始めてから久しくなりますが,その間,論文データベースの拡充をはじめとする様々な変化が起きました.そのような電子化の影響は書籍にも及んでおり,eBook利用数の躍進として現れるだけではなく,出版プロセス,出版プログラムも時代への対応が求められるようになってきています.セミナーの前半では,出版の現場から講師をお招きし,書籍が出版されるまでの流れ,出版社側の取り組み,出版が新たにもたらすことになったもの,今後の展望について説明いただきます.
書籍の電子化は,これまで試みられることのなかった書籍の貢献度,注目度,利用度についてのデータ収集を可能にしました.興味を引く本についてのデータを即座に調べることを目的に開発されたツールが Bookmetrix です,後半では,このツールについて説明いただきます.ツールが示す客観的な数値は,今後,研究力評価,競争的資金の提供者に利用されることが予想されています.これまでの主たる評価対象となっていた論文に書籍が加わることで,研究成果を論文ではなく書籍として発表することの多い分野における業績の対外的な認知につながることも期待されています.
講師紹介 河上自由乃
Publishing Editor at Springer for Economics, Management, Business, Finance, Law and Policy Studies
マルティン・ルランセ
Head of Publishing Innovation at Springer Nature
参加申し込み
(参加費無料)
シュプリンガー社設定の下記URLよりお申込みください.締め切りは6月18日午後5時です.
https://bit.ly/eBookHitotsubashi
主催 一橋大学社会科学高等研究院
一橋大学附属図書館
協力 シュプリンガー・ネイチャー
会場案内図 建物番号13番,1階
問い合わせ先 Tel: ext. 8604(担当 :上坂)
Email: 社会科学高等研究院
期間 Thursday 19 Jul 2018, 13:15 → 15:15 Asia/Tokyo
場所 Library Conference Room (Hitotsubashi University)
  • 13:15 → 13:20(5m)
    Opening
  • 13:20 → 14:15(55m)
    出版プログラムとプロセス
    Springer およびPalgrave Macmillan の社会科学系書籍出版プログラム
    ジャーナルとの違い
    企画書の書き方,審査プロセス
    given in Japanese
    Speaker: Juno Kawakami (Springer)
  • 14:15 → 15:15(1h)
    Bookmetrix:電子書籍の評価指標導出ツール
    given in English
    Speaker: Martijin Roelandse (Springer Nature)