HSI2024 – the 10th Hitotsubashi Summer Institute: Macroeconomic Policies(第10回一橋サマーインスティテュート「マクロ経済政策」)を開催しました
2024年12月6日、研究プロジェクト「グローバル化によるリスクの高まりとマクロ経済政策」のプロジェクトリーダーである塩路悦朗 特任教授(一橋大学社会科学高等研究院)の主催により、HSI2024 – the 10th Hitotsubashi Summer Institute: Macroeconomic Policiesを開催しました。
4年ぶりに対面形式で開催された今回の会議は、『マクロ経済政策』をテーマに、7名の研究者が研究発表を行い、延べ32名の参加者が活発な意見を交わしました。会議では、米ドルが基軸通貨として選ばれる理由をその「保険機能」に求めた新しい理論研究、日本政府の保有する資産と負債の収益率を比較した研究、自然利子率のトレンドと金利のゼロ制約の両方を考慮して債券のタームプレミアムを推計した研究、日本銀行による長期国債買入が国債利回りに与える効果に関する研究、米国における景気後退の類型が州ごとにどのように異なるかに関する研究、将来の経済ファンダメンタルズに関するニュースが資産価格バブルを発生させるメカニズムを明らかにした研究、公的資本の生産性効果を新しい時系列分析の手法で分析した研究が報告され、それらの成果について活発な議論が展開されました。
会議は塩路特任教授の挨拶で幕を開け、本学からは、高橋悠太 経済研究所講師、中島上智 経済研究所教授、陣内了 経済研究所教授が研究発表を行い、高麗大学校(韓国)のKyu Ho Kang 経済学部教授、Yunjong Eo 経済学部教授、国立台湾大学(台湾)の和田健司助理教授(Assistant Professor)、東京科学大学の森田裕史准教授が研究発表を行いました。会議は、渡部 敏明 ソーシャル・データサイエンス研究科教授・研究科長の閉会挨拶で盛会のうちに終了しました。
当日のプログラムはこちらから閲覧することが可能です。
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